‖線画   基本を身につけよう!

さくっと下書きからいっときましょう…

今まさに、「サクッ」と奏の胸に刺さりました。
痛い。痛いです。
下書きの公開は拷問に近いものがあります(涙)
いや、これでもまだまともな方ではないでしょうか…

これこの通り、A5の無地のルーズリーフにガシガシと思うがままに描きます。
A4サイズのコピー用紙に描くときもありますが、原画が大きいとファイルサイズが大きくなって、Pixiaがフリーズしたり、強制終了されたりしてしまうので、大体B5〜A5サイズの小さい紙に下書きをするようにしています。
でもやはり、大きい方が縮小したときにイラストが綺麗に見えるのですが。それもまた人それぞれの好みだと思います。

わたくしの場合、下書きとはラフ画のことです。(え?;)
優柔不断な性格が絵にも表れています。どれが主線なのか解りゃしません。
とりあえず「カタチ」が見えていれば大丈夫です!
(根拠はありませんが。)

一通りの下書きが終わったら、この下書きの多分「主線」と思われるべきを、シャーペンで更に濃いめになぞってください。
この作業が不十分だと、トレースするときに結構困ります。

本来ならこの次に「ペン入れ」という作業があるのですが、わたしはペン入れをすると主線がガタガタによれてしまう人なので、それはそれは醜い代物になってしまうのです。

手間だとは思いますが、もう一枚紙をムダにすることになります。(しかも高価なトレーシングペーパーを…)
・トレーシングペーパー
・クリップボードなどの写真

某・大創●業様で購入した税込み価格105円のA4サイズのクリップボードに、下書きとA4のトレーシングペーパーを、まさしく板ばさみにします!
情けは無用です!!

先ほどの主線を必死で見つけて、トレーシングペーパーの上からなぞってください。
このとき注意すべきは、「鉛痕」です。(略して“ナマコン”・笑)

消しゴムを多用すると、鉛筆(シャーペン)の痕跡がかすれて黒くなります。
Pixiaに取り込んで、線画を抽出するときに厄介になりますよ〜

A4だとサイズが大き過ぎると言っておきながら、清書の段階でA4になってしまいました。(;あれぇ?)
とは言え、このままのサイズでは使いません。
適度に縮小しますv
では、さっそくスキャナーで画像を取り込んでみましょう。

わたしは機械に詳しくはないので、解像度とかどうでもいいです。
『dpi』の数字が大きいと、画像サイズもファイルサイズも大きくて、とっても綺麗に読み込む。とだけ覚えていれば宜しいのでは?
大きく取り込んで縮小すれば、線画も美しいのだと思います。

わたしの場合は解像度『150dpi』に設定。
(印刷とかする場合はやはり300〜350dpi以上は必要らしいです。)
お持ちのスキャナーに設定する部分があれば、画像は「モノクロ写真」ではなく「モノクロ文書」でお願いします。
いわゆる白黒の「グレースケール」というやつです。
画像の保存形式は『BMP(ビットマップファイル)』にしてください。

スキャナーの使い方については、付属の説明書に従ってください。
(Pixiaから直接スキャナーを使えるのですが、まだやったことがありません。申し訳ない)

はい、取り込みました。(早ッ!)

この画像↓だとよく解ると思うのですが、向かって左の耳周辺に「鉛痕」が見えますね。(もやっと。)
ここでは、主に「ゴミ取り」と呼ばれる作業に入ります。

←上にあるツールバーから図の通りに、『画像』を選択。
この中にある

『色調補正』
『明るさとコントラスト』
『トーンバランス』

の三つを使って、線画を綺麗に浮かび上がらせるのです。

『色調補正』
デフォルトでは、三つの「□」が結ぶラインが右上がりのグラフになっていたと思います。
この段階では、線を濃くはっきりとさせたいので、左のような値にしました。

この値は人それぞれなので、お好みでお願いします。
いろいろいじってみるのが一番の勉強になりますし★

『色調補正』を開く。
 →
デフォルトを、画像を見ながら

『色調補正』で、白黒の色合いを調節。

【□】をいじって線画を強調させる。→【OK】

『明るさとコントラスト』
デフォルトでは、「明るさ」「コントラスト」ともに、ゲージが真ん中で「+0」です。
白と黒の明暗を分けるために、「コントラスト」のみ最大の「+40」に設定します。

そうすると線の黒と白の境界線「アンチエリアス」がなくなって、硬い線になってしまうのでは?
まだ大丈夫です。

『明るさとコントラスト』を開く。
 →
デフォルトは縦線【|】が中央にある。

『明るさとコントラスト』で、白黒の色合いを調節。

【コントラスト】を最大(+40)にすると、線が鮮明に。

『トーンバランス』
これはちょっと設定が難しいです。
バーが3本あるのですが、それぞれが右に行くと「濃く」左に行くと「薄く」なります。

「左」のバーは、画像の「薄い」部分の明暗。
「中央」のバーは、画像「全体」の明暗。
「右」のバーは、画像の「濃い部分」の明暗。
を調節するものです。

普段はあまりいじりません。(爆)

『トーンバランス』を開く。
 →
デフォルトは縦線【|】が左右両端と中央にある。

『トーンバランス』で、白黒の色合いを調節。

線の濃さと、背景のゴミや擦れ加減を見つつ…

これらの微調節は、取り込んだ線画の状態などにより異なります。
必ずしも、上記のような設定で綺麗になる訳ではありません。

使ったことのないツールでも、勇気を出して弄んでみましょうv


調節前
 →

調節後

と、このような感じで、全体的に明るく「白黒」がはっきりしたと思います。(粗もはっきりと;)

かなりすっきりしました。

でもよく見ると、まだゴミ(点々)や線が途切れてしまったところなどがあります。
これだけではまだ本当にゴミ取りが出来たとは言いません。

はい、ここからが苦労。
一つずつちまちまとゴミを消しこんで行きましょうv
(もう少しで色塗りです。めげずに頑張りましょう!!)

+++++++++++++++++ +++++++++++++++++ +++++++++++++++++
本格的なゴミ取り作業に入ります。
今までの「画像」調整だけで綺麗な線画が出来るのなら苦労しません。
大抵は黒粒の点々やら、かすれた薄い伸びなんかが残っているはずです。


拡大

ご覧ください。
この惨たらしい傷跡を!

『ゴミ』
『かすれ』
『はみ出し』
これらを放置したまま着色など出来ません!!

徹底的に消してしまいましょう。
薄汚れた過去を抹殺するのです!!



※ゴミ取り作業は、線画を縮小する前にやってしまいましょう。
縮小をかけると、ゴミなどが潰れて主線と混ざってしまって、非常に除去しずらくなってしまいます。


パレット

を押して、お絵描きモードに入ります。
ペンツールを使えるようにしたら、画面右上にある「パレット」から「白」を選択。

ペン先は、細かい部分・広範囲と、ペン先を使い分けましょう。

※注意事項: うっかり「消しゴム」を使わないで!!
Pixiaの「白紙(新規作成した画面もの)」は、背景が「透明」ではなく「白」なので、ゴミ取りなどで塗りつぶしをする時は、「い色」を使ってください。
「消すから消しゴムツールを使おう!」とすると、ゴミを取った部分が「透明」になってしまいます。
線画の色を変更するときに大変なことになるので、必ず白で消してください。


加筆修正

お化粧して、少しは綺麗になりましたv

わたしは、この作業でゴミを消すだけでなく、未結合になっている線を繋いで、隙間を塞いだりもしています。
これを怠ると、領域選択したときに、思わぬ事態になりますので。

さて、これで細かなメンテナンスは終了。
でもこのままのどデカサイズで着色作業に入るのは危険です。
宇宙服着ないで宇宙空間に放り出されるくらいの自殺行為です。

色を塗り始める前に、一度この線画のサイズを適度に縮小してみます。


やっと線画が綺麗になったことと思います。
この調子でいくと元絵サイズがビッグで、わたしのPCが悲鳴を上げます。
Pixiaのプログラムが強制終了されることも確実です!
(何度、せっかく塗ったデータを保存出来ずにパァにしたことか…)

ってな訳で、ちゃっちゃとリサイズ。 画像を縮小して、それから塗り始めるのが自然の摂理です。(意味不明)


サクッと縮小したいのですが、実はPixiaって、縮小に弱いのです。
弱い=綺麗に縮小出来ない。
Pixiaにも「画像」→「大きさを変えて複製」ってな機能もあるのですが、あえて使いません。
外部からPixia専用の「縮小フィルタ」をインストールするのも手ですが、ちょっと面倒です。
(自動インストーラーではなく、自分でPixiaのプログラムファイルにポイしなければならないので、初心者様にはあまりおすすめ出来ません。)

そこで登場するのが『BitmapResizer』なのです。
このソフトは、本当にお手軽にBMP画像を美しく縮小してくださります。
Pixiaとはクリップボード間での作業が可能なので、Pixiaで画像を開いたまま「コピー」して、『BitmapResizer』に「貼り付け」すると作業性UP。

上の画像は、『BitmapResizer』に取り込んだ状態のものです。
使用方法のあれこれは、ソフト同梱のファイルにある取扱い説明書やヘルプをご覧下さい。

ちなみにわたしは、A4サイズで読み込んだ画像は(だいたい)「50%」縮小にしています。


『線画の色変更』
線画の色を変更する必要性。
それは、黒のままだとイラストが浮いてしまうからです。
中には黒でしっくりするイラスト描きさんもおりましょうが、わたしは「ふんわり」がモットーなので、なにがなんでも線画の色を変えます。

ってゆーか、かっこいい。(爆)



まず、画像(元絵)を開いたら【コピー】します。

画面の右下、レイヤーが表示されている場所があります。

現在『layer0』となっていますよね?
そのレイヤーをアクティブ(になっている。)にして、【画像】というボタンを開きます。





次に【プレーンの追加と削除…】を選択。

新しく小窓が開いて【追加と削除】というツールが使えます。

あまり深く考えずに(←重要です)
【透過色追加】
 ↓
左の欄に【透過色1】が出現
 ↓
とくにいじらず【閉じる】


これは「線画の色が付いている(黒)部分以外を透明にする」という意味があるらしいです。
(多分…;)





はい。
小窓を閉じましたら、もう一度【画像】をクリックしてください。







今度は選択肢の中に先ほど追加した、【透過色1】という項目が増えているはずです。

それを選択すると…



ぎゃーッ!!

が、画面が真っ青です!!

不気味ですッ!!



でもここで慌てず騒がずに、青い画面の上から先ほど【コピー】した元絵を【貼り付け】してくださいな。

するとアラ不思議。



今度は何だかファンシーな水色に…なりました。

もしも水色にならなかったら失敗です;
このミッションの頭(線画をコピーする)からやり直してください。

※背景が水色にならなかった場合、考えられる原因。
・背景の設定が「白」でない。
 ( ※背景を「白」に変更する
・レイヤ、もしくは領域の透明度が100になっていない。
 ( ※領域(濃度・粗度)の透明度


※注意:コピーを貼り付ける時に気をつけること!!
画像を貼り付ける時は、下絵とずれないように注意してください!!
(画面ビューの倍率を画面全体が見えるくらいに縮小して、マウスをドラッグせずに、画面上で【右クリック】→【このレイヤに貼り付け】で貼り付けると成功確率がUPします。)





土台作りの締めとして、最後にレイヤーの状態を【透過色1】から【画像】に戻してあげましょう。
さっきから何度もやっているように、レイヤーの【画像】ボタンから変更しましょう。

線画が、元通りの白地に戻ったはずですv
※線画の背景が「白」にならない方は、こちらをご覧ください。
(2008/08/16追記)



あともう少しで下準備の終わりが見えてきそうです(汗)

面倒な作業ですが、もう少しお付き合いくださいませ。




個人的に、「濃い赤茶色」と「灰色」が好きです。
お気に入りの色を作ったら、パレットのあまり使わない色の上で
【右クリック】して登録(色の上書き)をしておくと便利ですよ。

変更する線画の色は、ぶっちゃけ何色でもいいんです。

そのイラストのイメージにしっくりくる色がベストです。

悩むくらいなら「灰色」か「茶色」にするべきです。


では、さくっと「茶色」を選びます。
ボタンで塗り潰せ!





黒一色だったグレイスケール線画が…





面白いように線の部分だけ色が変わりましたvv

思い描くような色になるまで、何度でも上から塗り潰し出来ますので、ちょっと深みのある茶色に変えてみました。


この瞬間が気持ちよくてたまらないのですv(変態;)




色合いが気に入らない場合は、更に上から別の色で塗り直しも出来ます。
心ゆくまで吟味されることをオススメします。


こちらをご覧下さい。

レイヤーのサムネイル画像、まっ茶色(笑)

このままだと味気ないので、レイヤーの名前を変えませう。

ぽちっと【編集】を開いてみてくださいな。



【設定】を選択。

【レイヤ設定】という小窓が飛び出します。

名前:【layer0】→【線画】
合成方法:【重ねる】→【乗算】

と、変更させます。(名前はお好きなように。合成方法は必ず【乗算】にしてください。)

ついでに、わたしは【レイヤの濃度】もいじりました。
ちょっと薄目にした理由は、100%のままで色を塗り始めると、全体的に濃い色で仕上がってしまうからなのです。
「ふんわり」至上主義のわたしは、少しトーンダウンさせていますv


やれやれです。

この線画の色を変える方法は、ちょっと手順がややこしいですが、一度コツを覚えてしまえばとっても簡単です。

中には、線画を更に「主線」と「副線」に分けて、重ねてまろやかさを表現される場合もありますね。
しちめんどくせぇ(汗)

裏技(って程でもない)で、塗りつぶす色をグラデーションにすると、線画もグラデーションになって綺麗だったりします。

基本の作業に手間暇かけるほど、イラストの魅せる表情も変わってくるものです。
皆様、試行錯誤で自分のカラーを探してくださいv


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